Archive for the ‘図書’ Category
[図書] 凹凸を楽しむ 東京「スリバチ」地形散歩
タモリ倶楽部でもおなじみのスリバチ学会。スリバチ的には東東京はあまり美味しい土地ではありませんが、南洋堂で微地形展を見てからこれを読みふける地形ギークな土曜日もなかなか良いものです。
東京は凹凸だらけ。高低差を楽しむ、まったく新しい地形エンターテインメント。見て楽しい、歩いて楽しい、15エリアの3Dマップ付。
[図書] 地名に隠された「東京津波」
江戸の地名に詳しい著者が「東京に10m級の津波が来たらどうなるか」という時事ネタ感満載の想像と絡めてお送りする、主に水や土地の高低に由来する地名トリビア集。正直津波部分は話題性のためで、本当に東京の津波の危険を考えるには内容薄い、ってAmazonのコメント欄にも書かれちゃっててその通りだと思いますが地名ネタはわりと面白かったので悪くないと思いました。
アースダイバーとあわせて読んでも良いかもしれません。
キャプテン翼も東東京代表
East Tokyo Unitedに続いて翼君も東東京代表だということがわかりました。明日に向かって走れ!
葛飾区で「キャプ翼」などご当地ナンバーが発表-「寅さん」「ショウブ」など3種
キャプテン翼を採用した理由について「原作者の高橋陽一さんが葛飾区の四つ木の出身で、区役所からも近い南葛飾高校の出身。キャプテン翼の舞台となった「南葛(なんかつ)」も出身校をモデルにしている部分から、葛飾の寅さん・両さんに次ぐキャラとして採用した」(川島さん)と話す。
[図書] 代謝建築論―か・かた・かたち / 菊竹 清訓
か・かた・かたちってなに?というご質問にお答えします。
1960年代に黒川紀章、菊竹清訓、槇文彦などが始めたメタボリズムという建築運動があります。新陳代謝というメタファーが示す通り、建築に時間による変化、成長を通じての自己保存の概念を持ち込んだ、とか、そんな感じです。今のこっていて分かりやすいのは黒川紀章の中銀カプセルタワービルでしょうか。
「代謝建築論―か・かた・かたち」はこのメタボリズムの旗手、菊竹清訓による理論書でありマニフェスト。
誰が言っていたかは忘れましたが、菊竹清訓の作品は新陳代謝というより、スカイハウスや江戸東京高床式博物館、ソフィテル、愛知万博のグローバル・ループのような「空中に地面を増やしてみた」系が印象に残ります。若い頃に土地制度改革で実家の土地を大きく失った記憶によるものだとか。やはり東京湾にメガストラクチャーを建てるのが夢だったのでしょうか。
詳しく知りたい方は森美術館へ。メタボリズム展は2012年1月15日まで。急げ!
中古版もおすすめ
代謝建築論―か・かた・かたち (1969年)
AXIS 東京土木LIFE第一回は白鬚団地
役立つデザイン情報を集約したデザイン誌(原文ママ)AXISの新連載、東京土木LIFE第一回に東東京のファイヤウォール、白鬚団地が取り上げられました。昨今の土木ブームがついにAXISにまで、とちょっと感慨深く読ませていただきました。
[図書] 美しい都市・醜い都市―現代景観論 / 五十嵐太郎
2006年当時は安倍晋三氏が「美しい国」とか言ったりして、とにかくみんなが美しいってことについて話をしてたように思います。
今ではホームページもなにもかも無くなってしまいましたが、美しい景観を創る会という人たちが「悪い景観100景」を選び、日本橋の上の首都高を地下に移転しようともりあがる人々がいたこの頃。「君らの言う通りにすると平壌みたくならね?」と容赦ない皮肉にミラン・クンデラでエスプリをトッピング、世界が大きく変わってから5年目の日にあとがきでさようなら、簡単にいうとそんな本です。
幕張開発秘話も読んでなるほど。都市計画側と建築家の思惑のすりあわせなど、現地に行って確認したくなる一編です。
日本橋上の首都高移設が検討されたり、景観法が制定されるなど、「美しい国」をつくる動きが強まっている。しかし、計画的で新しい街並みが「美」で、雑然として古い街並みが「醜」とは言いきれないであろう。本書は新世代の論客が、秋葉原・渋谷・ソウル・幕張・筑波・上海・ディズニーランド等々を事例とし、さらに平壌への取材旅行から映画・アニメ作品中の未来都市像に至るまで、縦横無尽に「美」とは何かを検証する。写真多数収載。
[図書] GIALNT KILLING / ツジトモ・ 綱本 将也
隅田川スタジアムを本拠地として活躍するEast Tokyo Unitedを応援しよう。頼めばマスコットのパッカ君も貸してくれます。彼の甲羅はユニフォームの中に隠れている事が最近わかりました。
第2回とらのあなコミック&ノベル大賞受賞[4]。宝島社「このマンガがすごい!2008」オトコ編6位、「このマンガがすごい!2009」オトコ編3位作品。第34回(平成22年度)講談社漫画賞一般部門受賞。